こんにちは。
今日は料理のレシピではなく、私の最近の思い、書かせてください。
私にとってとても大事な食べること、食べ物のお話、でも個人的なお話です。
もし、お暇があったらお付き合いください。
私の息子は、乳児期から幼児期にかけて米・卵アレルギーでした。
小学校に上がるくらいには良くなって、小学校の6年間くらいは比較的食べ物に対してアレルギー反応は出なくなっていました。
でも、残念ながら、「アレルギーマーチ」といわれるように、思春期からは甲殻類や春菊などにアレルギー反応が出たりして、常に何かしらのアレルギーを抱えていました。「アレルギーマーチ」というのは、アレルギー体質の人が成長する過程で、形を変えて違う種類のアレルギーになることで、アトピー性皮膚炎が治ったらぜんそくになったり、花粉症になったりして、アレルギー疾患を繰り返し続けることです。
とはいえ、3大アレルゲンは大丈夫でしたし、お米も食べられるようになっていたのですが、
先月、再び米アレルギーであることが発覚してしまいました。
環境や様々な要因はあると思うのですが、今年に入ってから息子のアトピー性皮膚炎が急に悪化し始めました。症状は生まれて以来初めてというくらいひどい症状です。
8月になってからは、気温や湿度の関係もあり、症状はさらに悪化。
時には皮膚がただれてのたうち回るほど痛がることも多々ありました。
見ていて本当に見ているほうもつらくなってしまうくらいです。
小学生に上がって以来、アレルギーの検査をする必要がないくらい軽度になっていたので、検査も十数年ぶりでした。
検査結果は先ほども書いたように、
米アレルギー。
子供の頃よりレベルもひどくなっていました。
ショックでした。
やっとお米が食べられるようになっていたのに、また食べられなくなってしまったなんて・・・
大好きなのに・・・
食品を買うときに原材料をチェックするという作業が再び当たり前になりました。
そして気づいたことがひとつ。
最近は米粉がブームなのか、何かと米粉が入っている食品が増えたということ。
そして、米は特定原材料等28品目には含まれないので、表示義務がなく、コンビニスナックや外食などではわかりにくいということ。
今回の米アレルギーが発覚してから、某コンビニのホットスナックを食べたところ、アレルギー反応が出たので、調べてみたところ、やはり米粉が使われていました。
私たちは一気に食べられるものが少なくなったことを痛感しました。
一度は経験した米アレルギーですが、大人になった息子も私も戸惑っています。
家で米を除去した食生活はそれほど大変なことではありません。
でも、外に出るとそれは一気に難しくなります。
食品表示法で、米の表示義務はありません。表示義務があるのは「特定原材料」の7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)と、表示が推奨される「特定原材料に準ずるもの」の21品目(アーモンド・大豆・カシューナッツ・くるみ・ごま・牛・豚・鶏・バナナ・りんご・もも・オレンジ・キウィフルーツ・やまいも・まつたけ・いか・あわび・いくら・さけ・さば・ゼラチン)です。
なので、外食先やコンビニなどでその場で米が入っているか確認することは難しいです。
しかも最近の米粉ブームで、通常なら入っていないような食品にも米粉が使われるようになり、
出先でちょっとおなかが空いたときに手軽にどこかで食べるということが、より困難になりました。
カロリー、糖質、グルテンフリー、食感などのために米粉が使われ、米アレルギーの人が食べられる品目が少なくなっているという何だか悲しい現実。
病気のため糖質をコントロールしなければならない方がいることはわかります。でも近頃の米粉ブームはそんな健康面でひっ迫した状況の人のためのものではない気がするので、なんか悲しいです。
わが家は米アレルギーでそんな苦労が始まりましたが、世の中にはアレルギーの原因となる食材は食材の数だけあるといっても過言ではないと思います。
我が家のような苦労をしていらっしゃる方も少なくないと思います。
現在の社会では、息子が生まれたころよりもアレルギーに関する情報も増え、関心もずいぶんと高まり、理解もされやすくなってきているとは思います。でもでも、まだまだ全然だと感じてしまいます。
私の料理でお米を使った料理の投稿はもともとあまり多くはありませんが、今後はお米を使った料理の投稿はより少なくなるかと思います。
その代わり、我が家ではしらたきを使った代用ご飯があるので、どんぶり系のおかずはまだまだ考案していきます!
ちょっとこの先どうなっていくのか不安もありますが、とりあえずご報告です。
また、アレルギーをお持ちの方のお役に立ちたいという気持ちはずっと前からあり、毎年アレルギー対応食のコンテストにも挑戦しているので、アレルギー対応食についても発信していきたいと思っています。
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