春の味覚、下処理から学べるタラの芽の天ぷら

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こんにちは。
春の味覚、故郷から山菜が届きました。
春は私の大好きな山菜の季節。
いつもの年ならふきのとう、うるい、タラの芽、筍などなどを和、洋の料理でたくさん楽しむのですが、今年も残念ながらなかなか帰省もできません。
去年は大好きな山菜を満喫できなかったのでとにかくうれしい!
さっそく「山菜の王様」といわれているタラの芽の天ぷらを作りました。
春の香りがぎゅっと閉じ込めた天ぷらはおいしいですよね。
私は山の育ちなので山菜はもらうことがほとんどで、
スーパーなどで売られている山菜は買ったことがありません。
山菜は採れたてが本当においしいんです。
採れたてが命、といっても過言ではありません。
スーパーに並んでいるものはいつ採られたものかもわからず・・・
私はなかなか買う気にはなりません。
というか直売所では買ったことはありますが、スーパーマーケットでは買ったことがないのです。
届いたらなるべく早く調理をします。
ではまず下処理から始めます。

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タラの芽の下処理

  • まずは水でよく洗います。
    虫がいることもあるので注意深く洗ってください。
  • 下の部分のハカマを取り除きます。
  • とげとげがありますが、火を通すと全く気になららなくなるので大丈夫です。

こんな感じにきれいになりました。

たらの芽

あとは天ぷらの衣をまとわせて揚げるだけです。
衣のゆるさはお好みでいいと思います。
温度はだいたい170℃から180℃くらい。
私はこのくらいのゆるさで揚げました。
火が通ってくると鮮やかな緑色になります。

衣をつけたタラの芽

できあがりはこんな感じになりました。👇

タラの芽の天ぷら

山菜の天ぷらは素材の風味が引き立つ塩がとても合います。
今回は塩と抹茶を混ぜて、抹茶塩でいただきました。

タラの芽の栄養

・カリウム
 → ナトリウムを体外に排出する働きがあります。
・その他のミネラル
 → マグネシウム、リン、鉄分など
・βカロテン
 → 体内でビタミンAに変換され、目の神経伝達物質となります。
 → 動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ります。
 → 皮膚や粘膜の細胞を正常に保ちます。
 → 免疫力を高めます。
・近年ではガンの予防に効果があるともいわれています。

タラの芽豆知識

・ほろ苦さと香りを楽しむためには早めに食べましょう。
・保存は新聞紙で包み、野菜室で保存しましょう。
・とげがピンと張っていて太いものがよいものです。

タラの芽のその他おススメの調理法

・軽く溝漬けにして焼く。
・茹でてマヨネーズとちょっとの醤油で和える。
・胡麻和え

他にも軽く味噌漬けにしてから焼くとおいしい、
と居酒屋を経営している友人からのアドバイスももらいました。
今回は天ぷらのみでしたが、次回は違う調理法も試してみたいです。

あく抜きいらずで手軽でおいしいおススメの山菜3選

ここでは下処理が楽で気軽に食べることができる山菜をご紹介したいと思います。
山菜というとあく抜きが必要なものが多くてちょっと面倒ですよね。
あく抜きなどの面倒な作業のないおうちで簡単に使えるものです。

うるい

出回り時期: 3月から6月
特徴   : 茎は白く葉は薄めのの緑色でやわらかい。
       アクもえぐみもほとんどない。茹でるとぬめりが出る。
栄養   : 食物繊維、カリウム、リン、マグネシウム、ビタミンC、
       サポニン 古くから利尿作用があるとされ、
       刻んで乾燥させたものが煎じて飲まれてきた。
保存方法 :  新聞紙でやさしく包みビニール袋に入れ立てて野菜室で保存。
 用途   : おひたし、サラダ、天ぷらなど。
私のおススメの食べ方はサッと茹でて酢味噌をかけて食べることです。
サッと茹でると緑色が鮮やかになります。
シンプルですがこれが一番おいしい食べ方だと思います。
山菜を扱う飲食店でもうるいは酢味噌和えで出てくることが多いです。

うるいの酢味噌和え

こごみ

出回り時期: 4月から6月
特徴   : アクやクセが少ない。
栄養   : βカロテン、ビタミンC、ビタミンE
保存方法 :  新聞紙でやさしく包みビニール袋に数か所穴を開けて入れ、
       立てて野菜室で保存。
 用途   : おひたし、和え物、サラダ、天ぷらなど。
私のおススメの食べ方はおひたしです。
サッと茹でてマヨネーズと麺つゆを少しかけるだけです。

ふきのとう

出回り時期: 2月から4月くらい
特徴   : 独特の苦みがある。あく抜きが必要。
       蕾が開いて大きくなったものは苦みが強くやわらかくないので
       小さく蕾が開いていないものがよい。
栄養   : カリウム
       アルカノイド(肝機能の強化に効果)
保存方法 :  ビニール袋に入れて野菜室で保存。
       立てて野菜室で保存。
 用途   : 天ぷら、ふき味噌、炒め物
私のおススメの食べ方は天ぷらです。
基本的にあく抜きが必要なふきのとうですが、天ぷらにする場合はあく抜きが必要ありません。香りが引き立ちます。

参考文献
Webサイト
クックビズ総研ウィキペディア
書籍
野菜と果物の品目ガイド 農経新聞社

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