今回はアメリカ南部を代表するシチュー、「Gumbo(ガンボ、以下ガンボといいます)」をご紹介します。
郷土料理なので作り方や入れる具材は様々ですが、実は大きく分けて2種類あります。
今回ご紹介するのは、トマトを使ったクレオールスタイルのチキンとエビのガンボです。
・クレオールガンボ・・・トマトを入れる
・ケイジャンガンボ・・・ダークルーで濃厚でトマトを入れない
今回ご紹介するレシピはちょっと手間がかかりますが、これを食べられるお店もなかなかないので、頑張って作りました。
結果、手間暇なんてなんのその!ってくらいおいしくできました。
Chicken and ShrimpGumbo(チキンとエビのガンボ)

この料理がライスとの相性が抜群で、本場アメリカでもライスと一緒にサーブされます。
もちろん日本のご飯にも合い、ご飯にかけてガンボライスにしたら、ご飯もガンボも進みます。
材料が多めなので、ルゥ、具材、調味料に分けてご紹介します。
【ブラウンルゥ】
・サラダ油 100ml
・小麦粉 100g
【具材】
・玉ネギ 1個 (粗みじん切り)
・にんにく 2片 (みじん切り)
・セロリ 1本 (小口切り)
・ピーマン 2個(1cm角切り)
・オクラ 15~20本
・むきえび中サイズ 200g
・鶏肉(お好きなもの) 200g
・ジョンソンヴィルソーセージ 3本、またはスモークソーセージ 150g
【調味料】
・サラダ油 小さじ2
・チリパウダー 8ふり
・タイム 6ふり
・レッドベッ パー 辛いので お好みで
・顆粒チキンコンソメ 20g
・水 750ml
・ローリエ 1枚
・マジックソルト(鶏肉用)ふたつまみ
↑ケイジャンシーズニングがあればなおよい


鶏肉は今回鶏のささみ肉を使用しています。
【作り方】
1.材料を切ります。
鶏肉 → 食べやすい大きさ
ソーセージ → 1センチ幅
玉ねぎ → 粗みじん切り
ピーマン → 粗みじん切り
セロリ → 1センチくらいの角切り
にんにく → みじん切り
オクラ → 3センチ幅





2.鶏肉全体にマジックソルト(あれば、ケイジャンシーズニング)をまぶし、熱したフライパンにサラダ油小さじ2を入れて鶏肉とソーセージを入れて焼いて取り出しておきます。
水分が出た場合、その汁は捨てずにガンボに入れるときに一緒に入れるのでとっておいてくださいね。



ルゥを作っていきます。
3.厚手の鍋を熱し、サラダ油と小麦粉を入れてダマにならないようによく混ぜ、弱めの中火で、焦げないように注意しながらチョコのような色のとろとろの状態になるまで木べらで混ぜ続けます。
だいたい20~30分くらいかかります。








4.玉ねぎ、セロリ、ピーマンを加えて混ぜながら炒め、玉ねぎが透き通ってきたらにんにく、チリパウダー、タイム、 レッドペッパーを加えて、なじむまで1〜2 分混ぜながら炒めます。




5.焼いた鶏肉とソーセージを加えて混ぜながら炒めます。


6.水、顆粒チキンコンソメ、缶詰のカットトマト、ベイリーフを加えてときどき混ぜながら10~15分煮込みます。


7.オクラとエビを加え、エビに火が通ってオクラでガンボかトロっとするまで弱火で煮ます。
(オクラは生のまま入れてもいいですし、フライパンで軽く炒めてからでも大丈夫です)

ご飯と一緒に盛り付けるのが本場の食べ方ですが、我が家は米アレルギーなので…。
味変でホットソースをかけて食べてください、おいしいですよー。

わが家は炊いたもち麦で食べてます。
バゲットと食べてもおいしいです。

もち麦で食べると、栄養もたっぷりで、あっさりしていてとってもおいしいです。
手間も時間もかかりますが、ちょっと特別なものを作りたいときにいかがですか。
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